2日連続で人身事故に見舞われた小田急

1、何があったのか。

今日、7月14日と昨日、7月13日、どちらも朝に小田急は人身事故を起こし、遅れていた。

7月13日は横須賀線での人身事故による振替輸送を頼まれ、絶賛振替輸送中の人身事故となり、藤沢とか江ノ島のあたりの人は通勤にだいぶ苦労したはず。

7月14日はまだ5時台というめちゃくちゃ早い時間帯での人身事故で、運転再開も早いかと思われたが、やはり時間がかかり、朝ラッシュ直撃という結果となった。

両方多くの乗客に影響を及ぼし、ツイッターでも確か「小田急」かなんかがトレンド入りしていたはずだが、両日の小田急の珍行動に付いて解説していく。

2、7月13日の方

こちらは筆者の利用区間にはほぼ影響を及ぼさなかったため、特に大きな問題はないのだが、多少の謎行動があったので、解説していく。

(1)英語ばっかり放送する機械放送

筆者が利用した駅は、これまで駅員の肉声の録音放送で運転情報を放送していたのだが、何があったのか今回は機械音声による放送だった。

しかし、妙に英語放送の比率が多い。

英文にすると言う内容が長くなるからだろうが、ラッシュ時間帯にそこまで英語放送を必要としている人はいないのではないか。

(2)運転士の謎行動

筆者は某駅にいたのだが、その駅の上り方面新宿寄りのホーム先端に一人運転士(Aとします)がいた。

1ヶ月に1回くらい遭遇する何故か「主任運転士」とか「指導運転士」とかの腕章をつけてやってくる列車の運転士と雑談している人なのかと思っていたが、快速急行がやってくると、忙しく乗務員交代をしていた(たぶん通常では登戸駅での乗務員交代はないはず)。(交代してホームに残った運転士をBとします。)

なんで交代しているのか謎に思っていると、B運転士がスマホを取り出して、なにか調べていた。

そして次の快速急行がやってくると、B運転士が快速急行にこれまで乗務していた運転士(Cとします)と交代し、CもBと同じくスマホを取り出してどこぞに連絡。また次の快速急行に乗務するのかと思ったが、「下り?下りなのね?」的な電話をして、どこかへ消えていった。

(3)雑な運転

筆者がこれまで小田急で遭遇した中でも1番酷いと言ってもいい運転だったのは筆者がいつも乗っている通勤準急の運転士だった。

前回の車両発煙の時みたいに接続を取らずに発車するようなことはせず、ちゃんと接続を取って発車したのだが、快速急行はドアに何かが挟まっているのか何かで出発に手間取っていた。

それを横目に通勤準急は発車したが、フルノッチを入れて加速していった。

某駅を発車して少しすると80km/hの制限があるのだが、いつぞやの運転士のようにパターンにぶつけたりせず、80制限をクリア。これでも十二分にスピードを出しすぎていると思っていたが、更に運転士はフルノッチで加速。95km/hまで上げたと思ったが、今度は急にB6を入れて減速。すごい衝動だった。

速度が60を切ったところでB1まで一気に緩め(後ろに倒れそうになった)、45まで減速して走行して、快速急行に抜かされ、次の停車駅につくのであった。

3、7月14日の方

7月14日の方は、混雑のピークを過ぎた時間に利用したこともあり、遅れも20分ほどに回復していたが、色々な珍行動があった。

(1)謎の発車標

まず、筆者が駅についたときには、発車標が「調整中」と表示されていた。

おそらく遅延がえげつないことになっていたので表示をやめたのだと思われる。

にしても発車標の表示を切るのはやめたほうがいいと思う。

全く次の電車の種別がわからないうえ、今大体どのくらい遅れているのかもわからない。

ツッコミどころは2つある。

まず、一部区間での運転打ち切りが発生していること。

この場合は、「遅れ」だけではなく「遅れと運休」と案内するべきである。

また、目的地の駅で見たのだが、発車標にてこのような案内がされていた。

小田急線は鶴川で発生した人身事故のため、遅れが発生しています。」

「鶴川」としか言わないと、「町田市鶴川」という地名を示していると考えることもできる。

鶴川駅は町田市熊ケ谷1丁目に位置しており、「鶴川で発生した人身事故」というと東京都町田市鶴川の路上で発生した車両と人の接触事故」とも捉えることができるのは僕だけだろうか。

(2)某元環境大臣さんのような発言

また、とある列車は、このように行き先・種別が変更になっていたが、駅員による放送が謎だった。

以下、種別及び行き先の変更状況である。

通勤準急のどこぞ行き(多分平常運行だとこれが行き先)

↓①

通勤準急の成城学園前行き(急行と停車駅同じ)

↓②

各駅停車成城学園前行き

このように変更になっていたのだが、②の変更後、出発を知らせる放送では駅員が「通勤準急成城学園前行きは各駅停車です」という少し考えないと理解できない放送をしていた。

その時点で車両の側面LEDは各駅停車に変わっており、別に「各駅停車成城学園前行き」といえばいいだけだったのではないか。

(3)英語にすると衝撃発言になる放送

また、その駅員はこのようなことを言っていた。

「次の各駅停車新宿行きは向ヶ丘遊園です。」

これを意訳すると、「次の発車の各駅停車新宿行きは向ヶ丘遊園に停車中です」となるのだが、原文のままだと、

次の各駅停車新宿行き=向ヶ丘遊園

となってしまう。

動詞がないのでこのようなことが起こっている。

日本語くらいはちゃんと放送してほしい。

4、おわりに

いかがだったでしょうか?

このブログでは、他にも小田急のダメダメ車両や「何やってんの?」と思うような出来事について書いていくので、よければぜひ他の記事も読んでみてください。

完成度の低い小田急のTASC

0、お久しぶりです

お久しぶりです。HK0002です。

前回の投稿から1ヶ月も期間が空いてしまいました。

それは本当は先週に投稿する予定だったけど記事の編集が面倒くさかったり仕事が忙しかったり筆者がPCを買い替えたせいでデータ移行に手間取ったり…なんていう言い訳はおいておいて、本題に入りましょう。

お詫びに今日は2本立てで行きます。これで許してください。まずは小田急TASCへの愚痴から。

1、TASCとは

そもそもTASCについてわかって頂かないとこの話は進まないので、まずはTASCについて簡単に説明する。

TASCとは定位置停止装置のことである。

簡単に言えば、停車駅が近づくと自動でブレーキをかけて定位置に止まってくれる装置のこと。

このTASCの完成度が小田急はとても低い。

2、筆者が小田急TASCの完成度が低いと思う理由

ここでは、小田急TASCの完成度の低いと思う点を挙げていく。

(1)混雑時のブレーキングがとても下手

最も完成度の低いと思うのがこの点だ。

小田急TASCは昼間の各駅停車のように空いている列車なら乗り心地は比較的いいが、朝ラッシュ時の快速急行などだと本当にブレーキングが下手だと感じる。

TASCは先述した通り、「定位置停止装置」なので、定位置に停車できないと意味がない。

まだ定位置に止まれているだけいいと思うが、小田急TASCは混雑時には「このままだと止まれないから強いブレーキをかけて止めている」感がすごい。

朝ラッシュ時の快速急行に乗っていると、停車時の衝動はすごく、吊革につかまっていないと倒れるほどである。

停車時に作成されるパターンの調整をすれば乗り心地は良くなるはずなので、ぜひ改善を期待したい。

(2)低速での制動が下手

これも乗り心地を悪くしている理由の一つだ。

小田急は一部駅の出発信号が停止現示で進入しており、そのような駅での停車は45km/h以下からの制動となるため、初期制動が乗り心地に直結する。

この初期制動が小田急は下手である。毎回少し「ガクン」といった衝撃が来ている。

この衝動も致命的に乗り心地を悪くしている原因の一つ。パターンが問題なのかそれとも車両の性能が悪いのかはわからないが、改善を期待したい。

3、終わりに

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マルキュウ化してしまったリア充専用車両 小田急新5000形

1、小田急5000形とは

小田急新5000形とは、執筆現在小田急に12編成いる一応最新型の車両である。

ドアチャイムが2点式であったりといろいろ突っ込みどころのある車両だが、今回は特に大きな突っ込みどころを紹介していく。

2、マルキュウ化の要因

筆者が勝手に小田急5000形がマルキュウ化しているというのはちゃんとした理由がある。

5056Fがマルキュウ化している車両だ。

この車両は簡単に言えばドアチャイムが武蔵野線などにいるマルキュウと同じように、ドアによってずれている。

ついに壊れたかと思ったのだが、なんか実証実験でもしているみたいだ。

3、リア充専用車両の要因

リア充専用車両と言っているのも理由がある。

まず、この記事を読んでいただきたい。

以下、引用

吊革は、現在のトレンドである三角形ではなく、昔ながらの丸形のものを採用。これは「持ち手部分を回せば、他人が握っていない場所を掴める」という理由に加え、「三角形では握られた際にねじれてしまう」という、人間工学上の理由もあるとのことです。

引用終了

どういうことか。

小田急はつり革の持ち手部分をシェアして2人での利用を想定しているということである。

皆さんは、自分が持っていたつり革を急に赤の他人に回され、しかもそれを持たれたらどう思うでしょうか。

いい思いをするのはそれなりの美人とかイケメンとかが持ってきたときでしょう。

つまりつり革の部分が「リア充専用仕様」というわけです。

そして、つり革を丸にしたのは三角だとねじれるという理由だとも書いてありますが、それはまるか三角か以前につり革のつる向きが関係しているような気もします。

個人的には以前の車両の向きのほうが持ちやすいです。

自分は顔の前でつり革を持つよりかは、顔の横で持つことが多いので。

4、終わりに

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情報共有が出来ていない小田急2

1、何があったのか

5月30日、小田急線は新百合ヶ丘駅での車両火災の影響で運転を見合わせた。

一部メディアが午前8時ごろとかという誤報をだしていたり、14時30分ごろまで遅延が回復していなかったりと、突っ込みどころは満載なのだが、そのなかでも比較的大きな突っ込みどころを紹介する。

2、そもそもの話

例えば、産経新聞の記事では「煙は運転室の助手席側で発生」なんていうことを言っているが、そもそも「運転室」ではなく「乗務員室」であったり、「助手席側」ではなく「助士側」であったりと、突っ込みどころが満載である。

3、小田急のWebサイトの更新状況

事象発生当時の小田急の列車運行情報のサイト(URL:https://www.odakyu.jp/cgi-bin/user/emg/emergency_bbs.pl)の更新状況について説明する。

当該列車は新松田6時21分始発の新宿行快速急行であり、新百合ヶ丘到着は7時15分ごろである。つまり、少なくとも指令は7時20分ごろまでには状況を把握していたはずだ。

なのに、このサイトでは、7時37分ごろに「7時33分現在」といって遅延の情報を発表した。

情報の更新にこんなに時間はかからないはずだ。

4、振替輸送の案内がない

今回の事象の最大の問題点はこれだ。

駅員から一切振替輸送の案内がなかったことだ。

筆者の利用した液がそうであっただけかもしれない。

だが、駅員からの口頭の案内は調べる手間も一切ないため、最も容易な客への情報共有方法のはずだ。

ちなみに筆者が振替輸送があることを知ったのは、目的地の最寄り駅の旅客案内モニタだった。

5、筆者の乗った電車の話

4の部分でも話した通り、振替輸送の案内が一切なかったため、筆者は小田急を使うこととなった。

だが、もちろん快速急行は激混みだったので、乗る気は起きず、通勤準急を使うことにした。

だが、その乗った通勤準急は登戸で通常では快速急行と接続を取るはずなのだが、接続を取らずに発車していった。

この時点では快速急行が遅れているから先に通勤準急を通そうというのかと思い、一瞬小田急を見直したのだが、なんと成城学園前駅の場内信号は停止を示していた。

3分ほどその場で停止しなんと快速急行に抜かされ、結局遅れは増えて到着することとなった。

6、おわりに

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言っていることとやっていることが矛盾している車両、小田急4000形

1、小田急4000形とは

小田急4000形については、詳しくはWikipediaを見てください。

まあ、簡単に言えば、小田急や千代田線、常磐緩行線で走っている青い帯のあいつです。

小田急ホームページより引用、最終閲覧日:2023年5月9日

2、矛盾している場所

(1)故障に強い車両のはずなのに233をほぼパクっていない

これは読んだ通りの意味です。

まず小田急4000形の運転台は現在でも2画面のグラウスコックピットとなっています。

E233系では画面がぶっ壊れても大丈夫なように3画面にしているのにです。

しかも驚きなのは、最終増備編成である4066F以外は登場時は速度計などはアナログの計器だったんですよね。

また、予備用パンタグラフも設置していません。

E233系では予備パンタグラフを6号車に1機搭載しているのに対し、4000形では搭載していません。

内部の機器は二重化しているのかもしれませんが、「故障に強い」と自信満々には言えませんね。

(2)ワンマン対応工事による窓の幕の位置が下にある

これは少し分かりにくいかもしれません。

細かく説明すると、4000形は千代田線内でのワンマン運転に伴うワンマン対応機器の設置工事の際、機器スペースが足りなかったため、運転台後方の窓付近に機器を設置しています。これはE233系も同じです。

ですが、JRは同じような位置でも、機器を吊り下げることで設置をし、窓の上半分が黒い膜で覆われている状態になります。

それに対して4000形は下に設置しているため、窓の下半分が黒い膜で覆われています。

これでは小さな子供が前面展望や運転士の動きを楽しむことができません。

そもそも小田急は、このサイトで「親子で一緒に出かけるかけがえのない時間を応援する」という趣旨の文章を公開しています。

つまり、小田急は「小さな子供が運転席の後ろで運転士や前面展望を眺める時間」はかけがえのない時間ではないと考えているのでしょうか。

3、おわりに

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情報共有ができていない小田急

1、何があったのか

4月28日、小田急線は鶴川駅での人身事故のため、町田〜新百合ヶ丘間で運転を見合わせていた。ここまでの出来事は、

 

odakas.hatenablog.com

に掲載されているので是非読んでみてほしい。

片瀬江ノ島から登戸までいくつもりだった筆者は、切符を買い、振替輸送をしてもらえるようにした。(7円の損)

この時点で筆者の頭に浮かんだのは以下の4つのルートである。

①藤沢からJRで登戸

②中央林間から東急、JRで登戸

湘南台から相鉄、東急、JRを使って登戸

湘南台から相鉄、JRを使って登戸

悩んだ末、①で行こうかと思って藤沢まで向かうが、車内でまた通知を受け取る。

東海道線 遅れ」

そう、東海道線早川駅での異音の確認の影響で、10分ほどの遅れが発生していたのだ。

この通知を見た瞬間に②のルートで行くことを決意した。

しかし、車掌はJRへ振替輸送を利用するよう放送している。

全く、小田急指令は何を考えているんだ。

まずは現場に情報を共有する、鉄則のはずだ。

それをできていないため、一部の客はJRの改札口に向かっていた。

筆者は小田急の各駅停車の硬い椅子に揺られ、東急に乗り換え、JRに乗り換えて登戸まで帰ってきたのであった。

3、終わりに

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列車との接触事故を推奨する小田急

1、何があったのか

4月28日、とある用事で小田急を利用することになった。

別にJR東日本を使ってもよかったのだが、運賃が2倍に跳ね上がるだけでなく、時間もかかるので仕方なく小田急を使うことになった。

乗った電車の車掌はやる気がある人で、色々と案内放送をしていた。

これならまだいい。

某駅発車後、車掌はこんな発言をしたのだ。

「列車との接触事故にご協力をお願いいたします。」

なんてこった。

「防止」が抜けている。

すぐに訂正すればよかったのだが、訂正はなかった。

2、その後

用事がすみ、携帯を開くと、衝撃的な通知が来ていた。

小田急線 一部運転見合わせ」

どういうことなのか。

調べていただければわかると思うが、この日の昼過ぎ、鶴川駅で人身事故が発生し、運転を見合わせていたのだ。

つまり、「列車とに接触事故」が実際に起きてしまったのである。

この出来事には驚いた。

3、終わりに

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小田急運転士大好き!駅構内再加速

1、駅構内再加速とは?

駅構内再加速とは、その名の通り駅構内で再び加速をすることです。

この記事では特に、停車駅の駅構内(場内)進入後に再加速することを「駅構内再加速」と言いたいと思います。

「定時運行のためには再加速も必要なのでは…」と思ってしまいがちですが小田急のする駅構内再加速には重大な問題があります。

2、小田急の駅構内再加速は何が問題なのか

(1)運転技術を上げれば駅構内再加速をする必要がなくなる

これは、「運転技術が高ければ駅構内で再加速をする必要がない」という意味です。

小田急の一部駅では、駅の出発信号が列車の入線時にはR現示(赤色、停止)になっており、必然的に出発信号の一つ前の信号はY現示(黄色、注意、45km/h制限)を、そのもう一つ前の信号はYG現示(黄色と青、減速、75km/h制限)を示すこととなります。この制限速度をクリアするためには、ブレーキをかける必要があります。

そのブレーキが小田急は下手なのです。

ギリギリを攻めるためにN(ニュートラル、蛇行運転)からB6やB5(ブレーキの効きが6番目や5番目に強い)まで刻んでブレーキを投入し、75km/hの制限をくぐればブレーキを抜き、またギリギリを攻めるためにB6やB5で減速する…そんなギリギリを攻めたことで、Y現示の信号をくぐるときには速度は45km/hぴったり。この運転技術には驚きます。ですが、制限をくぐったときにはまだB6やB5のまま。

停止位置まではあと200m強あるので、Nに戻す必要があります。このNに戻している間に速度は35km/h近くまで落ちてゆき…再加速をする羽目になるのです。

例えば、「停止位置から220mごとに信号が建柱されており、出発信号が停止を現示している」という状況で考えていきましょう。

良い運転の例として、「75km/hからB5(減速度2.5km/h/sとします)で減速し、45km/hでNになるように50km/h強でブレーキを抜き始め、停止制動を平均減速度2.5km/hで行い停止する」という運転方法を、悪い運転の例として「75km/hからB5で減速して45kmの制限を45km/hでくぐったあと、ブレーキを抜き、再加速をする。45km/h弱で加速が終わるようにノッチを切り、停止制動を平均減速度2.5km/h/sで行い停止する」という方法の二つで考えていきましょう。計算してみると、前者は停車に約46秒かかるのに対し、後者は約50秒かかっています。

つまり、うまく運転した方が早く駅に到着できるのです。

(2)電気が無駄

これは容易に想像できますが、再加速をした際の電気が単純に無駄なのです。

現在の電車はモーターで発電をしながら減速する(回生ブレーキといいます)機構を備えていたりもしますが、回生ブレーキ使用中も空気によって減速して(併用して)います。

この空気によって減速した分を加速する必要があるため、電気が無駄になります。

(3)乗り心地が悪い

これも容易に想像できます。

一旦減速した後にすぐに加速するのは、とても乗り心地が悪くなります。吊り革や手すりにつかまっていないと倒れるほどです。

3、終わりに

いかがだったでしょうか?

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