言っていることとやっていることが矛盾している車両、小田急4000形

1、小田急4000形とは

小田急4000形については、詳しくはWikipediaを見てください。

まあ、簡単に言えば、小田急や千代田線、常磐緩行線で走っている青い帯のあいつです。

小田急ホームページより引用、最終閲覧日:2023年5月9日

2、矛盾している場所

(1)故障に強い車両のはずなのに233をほぼパクっていない

これは読んだ通りの意味です。

まず小田急4000形の運転台は現在でも2画面のグラウスコックピットとなっています。

E233系では画面がぶっ壊れても大丈夫なように3画面にしているのにです。

しかも驚きなのは、最終増備編成である4066F以外は登場時は速度計などはアナログの計器だったんですよね。

また、予備用パンタグラフも設置していません。

E233系では予備パンタグラフを6号車に1機搭載しているのに対し、4000形では搭載していません。

内部の機器は二重化しているのかもしれませんが、「故障に強い」と自信満々には言えませんね。

(2)ワンマン対応工事による窓の幕の位置が下にある

これは少し分かりにくいかもしれません。

細かく説明すると、4000形は千代田線内でのワンマン運転に伴うワンマン対応機器の設置工事の際、機器スペースが足りなかったため、運転台後方の窓付近に機器を設置しています。これはE233系も同じです。

ですが、JRは同じような位置でも、機器を吊り下げることで設置をし、窓の上半分が黒い膜で覆われている状態になります。

それに対して4000形は下に設置しているため、窓の下半分が黒い膜で覆われています。

これでは小さな子供が前面展望や運転士の動きを楽しむことができません。

そもそも小田急は、このサイトで「親子で一緒に出かけるかけがえのない時間を応援する」という趣旨の文章を公開しています。

つまり、小田急は「小さな子供が運転席の後ろで運転士や前面展望を眺める時間」はかけがえのない時間ではないと考えているのでしょうか。

3、おわりに

いかがだったでしょうか?

このブログでは、他にも小田急のダメダメ車両や「何やってんの?」と思うような出来事について書いていくので、よければぜひ他の記事も読んでみてください。